免疫力を高めるには?

免疫力を高めるには、どのような習慣が大切でしょうか?

日頃から免疫力を高めるためには、主に以下のような方法が考えられます。

 

免疫力を高めるための方法

 

また免疫力を高める方法についてはこちらを参照してください。

免疫力を高めるには睡眠や休養をとる

免疫力を高めるには睡眠や休養をしっかり取る

まず免疫力を高めるためには睡眠や休養をしっかりとることが大切です。

 

なぜなら免疫力が低下する大きな原因のひとつは、肉体的・精神的ストレスが蓄積していき、自律神経のバランスが崩れてしまうことだからです。

 

自律神経のバランスが崩れると、ホルモンや免疫細胞の分泌のバランスも崩れ、免疫力が低下してしまいます。

するとこれまで体内に潜伏してきたウイルスや細菌が活発になり始めます。この時、風邪や胃腸炎などの疾病が出現し始めます。

 

からだはインターフェロンなどの物質でそれらに対応しようとしますが、その際、脳に「疲労感」が伝わってしまいます。脳に恒常的に「疲れた」という信号が送られるようになると、疲労が抜けなくなり、やがて慢性疲労へとつながり、からだとこころのどちらも疾病しやすくなってしまいます。

 

また、忙しく動き回っている間よりも、しっかり体を横たえて寝ている間に、血液細胞の新陳代謝である造血が骨髄で行われます。この血液細胞の新陳代謝が鈍ると、それだけ免疫力が低下してしまいます。

 

したがって、免疫力を高めるためには、疲労を溜めこまないようにし、早めに「骨休め」と呼べるような十分な休養やしっかりとした睡眠をとることが大切です。

 

なお、身体を休める時は、横になる際にきちんと仰向けになり、全身の力を出来るだけ抜くように心がけながら休息することが大切です。

深い呼吸やウォーキングなどでリラックスを心がけ、ストレスを溜めない

さらに、毎日忙しい生活を送っていると、過剰なストレスにさらされたり、疲労が溜まったりして、免疫力が低下しやすくなります。その原因は緊張状態が続き、自律神経の交感神経ばかりが優位になっているからだと考えられます。

 

そのため、免疫力を高めるためには出来るだけ身体やこころをリラックスした状態に持っていき、副交感神経が優位になるよう働きかける必要があります。

 

リラックスをして副交感神経が優位になると、免疫細胞であるリンパ球の数が増えるので免疫力効果が高まります。

 

リラックスすることに特別お金をかける必要はありません。腹式呼吸などの呼吸法でゆっくりと長く息を吐くことを心がけたり、ストレッチやヨガを行ったりして緊張した身体やこころを緩ませ、ほぐしてあげれば良いのです。どこか遠くに行かなくても、今いるたいていの場所ですぐに出来ます。

 

また、毎日忙しく動き回っている人は、自然が多い公園などをのんびりと散歩することもリラックスに効果的です。仕事で真面目になりすぎている時などは、テレビの娯楽番組や友人との会話などで笑うことも、免疫力を高めるのに役立つと言われています。

 

反対に家にこもってじっとしている時間が多すぎても、副交感神経が優位になりすぎることで、免疫力の低下を招きます。そういう場合は、スロージョギングなどの軽めのジョギングや筋力が著しく低下しないように筋肉を鍛えることで、運動不足を解消することが免疫力の向上には良いとされています。

 

しかし、激しい運動をしすぎると、細胞をサビつかせて老化を促す活性酸素が増えてしまうため、心拍数をあまり上げ過ぎないよう注意する必要があります。

 

また、背筋を伸ばし、片足立ちを交互に行うなどして、体のバランスを整え、筋肉や骨に適度な負荷がかかるようにするのも効果的です。

免疫力を高めるには?-免疫力向上生活