腸内環境の悪化は免疫力低下の原因

腸内環境の悪化免疫力低下の原因になります。

 

腸には免疫細胞のおよそ3分の2が集中しているため、腸内の環境が悪化すればするほど、免疫機能も低下してしまいます。

 

では、どのような時に腸内環境は悪化してしまうのでしょうか?

 

腸内環境が悪化する原因のひとつに、まず、「食べすぎ」が挙げられます。糖質・たんぱく質・脂質の三大栄養素は体内に摂り入れられると、酵素の力によって分子レベルまで消化・分解され、やがて小腸から吸収されていきます。

 

しかし一度にたくさんの食べ物が胃の中に入ってくると、酵素の力でも分解しきれません。食物が分解されないと、小腸から吸収されなくなるため、未消化物として腸内に溜まることになります。

 

このように消化不良を起こした三大栄養素が、腸内にとどまり続けると、「異常発酵」「腐敗」「酸敗」といった現象を起こし、やがて毒素や有害物質を発生させてしまいます。このことによって腸内の悪玉菌が繁殖してしまうのです。

 

もうひとつ、腸内の環境が悪化する原因として「ストレス」が挙げられます。人間のからだのシステムは、免疫系・神経系・ホルモン系が相互に関係し合っているため、過度のストレスを感じることで自律神経のバランスが崩れてしまうと、そのことが免疫系やホルモン系にも強く影響します。

 

特に腸は自律神経の副交感神経と深い関わりがあるため、自律神経の乱れは腸に対しても悪影響を及ぼしてしまいます。

 

ひどくストレスを感じた際に下痢や便秘といった症状が起こるのは、そのためだとされています。また、そのような状態が続いてしまうと、「過敏性腸症候群」である可能性も出てくるため、注意が必要です。

 

そのため、腸内環境が悪化して免疫力が低下しないよう、普段から腸内環境の改善を行うことが大切になってきます。

 

そのほか、慢性的な運動不足も、便秘の原因になるので、注意が必要です。

 

より詳しい腸内環境改善方法については「腸内免疫力改善法」のページをご覧ください。

腸内環境の悪化で免疫力は低下