食物繊維サプリメントの効果・効能

ここでは食物繊維サプリメントの免疫力効果・効能について述べています。

 

食物繊維は腸内細菌のエサになって腸内細菌のバランスを整えたり、解毒作用によって腸内環境をキレイにしたりするために必要不可欠ですが、近年、日本人の食物繊維の摂取量は低下してきています。

 

食物繊維は1日に最低でも20~25gは摂らなければならないとされていますが、現在の日本人の平均摂取量は、15~16g程度だと言います。

食物繊維が不足している背景には、食生活の欧米化が進み、肉食が中心になったことや、インスタントラーメンなど、食物繊維がほとんど含まれていない加工食品の増加が考えられます。

 

また以前と比べて大腸がんの罹患率が上昇しているのは、食物繊維の不足が原因のひとつだとされています。

 

そのため、食物繊維をサプリメントから摂ることは、腸内環境を改善して免疫力を高めていくために非常に有効な手段だといえます。

 

食物繊維は胃液や膵液に含まれる消化酵素によって分解されません。そのため、腸内に止まり続けて善玉菌のエサになって善玉菌を増殖させます。また腸の蠕動(ぜんどう)運動を促して便を体外に排出する働きや、腸内に発生した有毒物を便と一緒に排出するという解毒作用もあります。

 

さらに腸内細菌が食物繊維を分解することで、免疫力を高めたり肥満を抑制したりする働きがある「短鎖脂肪酸」も生じてきます。

 

このように食物繊維には腸内環境を整えて免疫力を向上させるための様々な働きがあるのですが、先程も述べたように近年、日本人の食物繊維摂取量は減少傾向にあります。

 

食物繊維は大豆や穀類にも含まれていますが、野菜にも豊富に含まれています。また食物繊維には「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」の二種類があり、腸内環境を改善するには、この二つをバランスよく摂ることが大切だと言われています。

 

えん麦のちから」にはこの「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」がバランスよく含まれているうえ、食物繊維の量は玄米の9倍と非常に豊富です。

 

・水溶性食物繊維が豊富に含まれている主な食材

 

わかめ、昆布、モズク、寒天、らっきょう、雑穀、オーツ麦、もち麦、ごぼう、イチゴ、アボガド、納豆、切り干し大根など。

 

・不溶性食物繊維が豊富に含まれている主な食材

 

ごぼう、さつまいも、玄米、雑穀、チアシード、アボガド、大豆、納豆、切り干し大根、干ししいたけ、アーモンド、くるみ、落花生など。

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