ここでは、水溶性ケイ素(珪素・シリカ)のアトピー性皮膚炎を改善する効果について述べています。
ケイ素を摂ると、アトピー性皮膚炎が改善するという情報をたまに目にしますが、それは本当でしょうか?
ケイ素を摂ることでアトピー性皮膚炎が改善するとすれば、その理由は、「シラノール」の働きにあるのではないかと推測されています。
ケイ素に含まれる「シラノール」は、高級化粧品にも含まれており、高い保湿作用があることが知られていますが、そのシラノールには、以下のような効果が期待できると言われています。
- コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸などを再構築し、細胞活性を向上させ、皮膚の弾力を修復する
- ハリや柔軟性を維持して、老化によるシワやタルミを防止する
- ヒアルロン酸の2倍といわれる保湿力
- 皮膚を正常な状態に保つように機能する。変化を起こさせないように、皮膚環境を整える
- 菌の増殖を抑制して菌を減らす静菌性
- ケイ素の還元力
- 目的によってビタミンE、アスパラギン酸などと組み合わせると、より効果が期待できる
(山野井昇『ケイ素でキレイになる! 海外セレブが愛用する「美のミネラル」』 p38~39)
そのため、皮膚の健康を維持するために、ケイ素が水に溶け込んだ水溶性ケイ素は役立ってくれると考えられますが、注意していただきたいのは、水溶性ケイ素を飲んだり、塗ったりするだけで、アトピー性皮膚炎が治るわけではないという点についてです。
水溶性ケイ素の原液は500mlで数万円もするものが多く、手軽に買えるわけではないため、本やインターネット上に「ケイ素でアトピーが治った」という情報があったとしても、それは「アトピービジネス」である可能性が拭えないので、水溶性ケイ素を購入する際は、特定の情報に流されず、慎重に判断することが大切になってきます。
また、ケイ素のちからだけで、アトピーが治ることは考えにくいと思われます。
なぜならアトピー性皮膚炎は、過度のストレスや食事の栄養バランスの乱れ、腸内環境の悪化、運動不足や不規則な生活、免疫力の低下など、様々な要因で起こってくるからです。
そのため、アトピー性皮膚炎を治していくためには、ケイ素に頼る以前に医者との相談による適切な治療に加え、自分自身でこれまでの生活習慣を見直し、出来る範囲で改善していくことが必要になってきます。
水溶性ケイ素は、アトピー性皮膚炎を改善するためのサポートとして役に立ってくれると考えられますが、あくまでサポートですので、アトピー性皮膚炎に悩まれている方は、その効果を過信しすぎないようにしたほうが良いと思われます。
またアトピー性皮膚炎は、腸内環境の悪化や血液の汚れによって免疫力が低下していることが関係していますので、水溶性ケイ素がもつデトックス効果や、腸内環境を改善する効果も、アトピー性皮膚炎の症状を改善することをサポートしてくれると思われます。
「珪素のちから」は初めての方におすすめの水溶性ケイ素です。