ここでは水溶性ケイ素(シリカ)の免疫力効果について述べています。水溶性ケイ素の効果効能は以下の通りです。
水溶性ケイ素(シリカ)は、血管を若返らせて血流を良くしたり、細菌やウイルスに立ち向かう免疫細胞を元気にしてくれたりします。そのため、水溶性ケイ素を日頃の生活に摂り入れることは、からだのバランスを整え、体調不良を改善し、生活習慣病をはじめとした多くの病気を予防することにもつながっていきます。
しかし「水溶性ケイ素(シリカ)」といっても、一般的にはあまり知られておらず、初めて耳にする方も多いと思われます。
水溶性ケイ素(シリカ)とは、体内に吸収することが可能なケイ素(珪素)のことです。
その「水溶性ケイ素」について説明する前に、まず「ケイ素(珪素)」とは何かといえば、英語名「シリコン」のことで、元素記号は「Si」、元素番号は「14」のミネラルです。
水晶をご覧になったことがある方は多いと思いますが、その水晶の99.9%はケイ素を含んでいるとされています。
水晶とは二酸化ケイ素の結晶なのです。また、生命の起源であるシアノバクテリアは、地球が誕生してまもない頃、地球表面上の無機ケイ素を食べていたと言われています。
また細胞内でエネルギー産生に関わっているミトコンドリアもケイ素によって元気になると言われています。
そのため、ケイ素は人体にとって必要不可欠なミネラルなのです。実は人間の骨やコラーゲンの間にもケイ素が存在し、ケイ素は骨や肌など、からだの大事な組織をくっつけるセメントや接着剤のような役割を果たしています。また、ケイ素にはコラーゲンを合成する働きがあります。
それに加えて、ケイ素は五臓六腑や毛細血管、胸腺、松果体などの主成分としても関わっています。特に胸腺は免疫細胞が活躍できるよう教育する場でありますので、加齢と共に萎縮していく胸腺がケイ素によって元気になれば、その分、免疫力は高まっていくと考えられます。
さらにそれだけではなく、ケイ素(珪素)が私たちの身体の特に大切な器官の多くを構成していることが分かってきたのです。
その器官とは、リンパ節、肺、脳、肝臓、腎臓、卵巣、睾丸、皮膚、骨、髪、歯、目、爪などです。これらの器官はケイ素を主成分として構成されています。
このケイ素はもともと地球上に非常に多く存在しており、イモ類や海藻類、精白していない穀物などにも含まれています。
これらの食材には「食物繊維」が多く含まれていることが知られていますが、腸内環境をきれいにするなど、身体にとって良い働きをする食物繊維を構成しているのも、実は「ケイ素(珪素)」だったのです。
食物繊維は胃液や膵液に含まれる消化酵素によって分解されず、 腸内にまで届いて腸内細菌のエサになることや、腸に止まっている有害物質や重金属を吸着し、 体外に排出するという解毒作用などがあることが知られていますが、これらの食物繊維の働きはケイ素によるものなのです。
しかし食物繊維を普段から多く摂っていれば、ケイ素(珪素)が体内に吸収されるわけではありません。
ケイ素を食物繊維から摂っても体内にはそれほど吸収されないのです。
ところが「水溶性ケイ素」と呼ばれるものであれば小腸から体内に吸収されます。
その「水溶性ケイ素」とは、天然の水晶の内部にまれに見つかる、大変希少価値の高い溶解液である「天然水溶性ケイ素」を、長い歳月をかけた高度な技術によって人工的に生み出したもののことです。
自然界の溶液である「天然水溶性ケイ素」はマグマの超高温によってケイ素が溶かされてガス化し、結晶化した水晶とともに岩石の中に閉じ込められて液状化したものであると考えられていますが、その「天然水溶性ケイ素」と同じプロセスをたどることによって、人工的にも水溶性ケイ素を作り出すことが可能になったのです。
そのため水溶性ケイ素が体内に吸収されれば、先程述べたように、五臓六腑や毛細血管といったケイ素を主成分としている器官が元気になるのです。
そしてそのことが免疫力を高めることにもつながっていくのです。
ちなみに水溶性ケイ素に関心があり、水溶性ケイ素を初めて購入したいと考えている場合は、「珪素のちから」や「水溶性濃縮珪素 レクステラ(Rextera) 」などがオススメです。
参考文献
『難病を克服する珪素の力』 伊藤寛喜・菅野光男・寺沢充夫 biobooks 2012年
『再生医療を変革する珪素の力』 細井睦敬 コスモ21 2013年
『ケイ素でキレイになる! 海外セレブが愛用する「美のミネラル」』 山野井昇 現代書林 2016年