免疫力を高めるには食生活を改善することもたいへん重要になってきます。現代はインスタントラーメンやお菓子といった食品添加物が多く使用されている加工食品の増加や、喫煙の習慣などにより栄養バランスが大きく乱れ、そのために免疫力を維持するのに必要不可欠な栄養素が不足しがちになっています。

　したがって、日頃から免疫力を高めていくには、肉や魚、牛乳や乳製品だけではなく、野菜や果物、穀類、種子類などからバランスよく栄養素を摂ることが重要です。

　また外食などで糖質や脂質、たんぱく質に偏った食生活を送るのではなく、ビタミン、ミネラル、食物酵素や食物繊維、ファイトケミカル・ポリフェノール（抗酸化物質）といった栄養成分をこまめに摂ることが、免疫機能を維持し、自然治癒力を高めるために非常に大切になってきます。

　このような身体の免疫力維持に大事な栄養素を、医薬品やサプリメントだけで補うことは決して出来ません。人工的に精製された薬やサプリメントは乱用した場合、逆にストレス反応を起こし、血流を悪化させることもあるそうです。

　また、カプセルや錠剤にするために身体にとって不要な食品添加物を使用している場合が多いので、含まれている栄養素だけが純粋にからだに良い影響を与えるとは限りません。

　それに加え、どのような栄養素も過剰に摂りすぎてしまうと、身体に悪影響を与える様々な症状を引き起こしてしまう可能性が指摘されています。

　そのため食事による免疫力改善で一番大切なことは、一つの栄養素に過度にこだわらず、相乗効果も期待してバランス良く身体に取り入れることだと考えられます。

　なお、免疫力を高める食べ物についてはこちらのコンテンツを参照してください。