糖質(炭水化物)の効果

糖質(炭水化物)

炭水化物は糖質(単糖類、小糖類、多糖類)と食物繊維に分けられます。糖質は行動や運動を含めた、ありとあらゆる生命活動を行うためのエネルギーが作り出されるために必要不可欠な栄養素です。

 

また、エネルギー源として利用されるだけではなく、糖質(グルコース)からは、脂肪酸、コレステロール、非必須アミノ酸、核酸、補酵素などの、生体構成成分が作られます。

 

それに加え、皮膚や筋肉などの結合組織などにも糖質は含まれており、潤滑剤、保護剤として細胞間を産める役割があります。

 

さらにデンプンやオリゴ糖、食物繊維などの、小腸では消化・吸収されにくい炭水化物は、大腸に止まって腸内細菌のエサになると共に、「発酵」と呼ばれる免疫力の向上に寄与する現象を起こします。

 

糖質は摂り過ぎると過剰分が脂肪として蓄積されますが、そのことを避けるために極端な糖質制限をしすぎると、「発酵」が起きなくなり腸内環境を崩すきっかけになりかねないので、過度の糖質制限には注意が必要です。

 

主な炭水化物(糖質)

 

単糖類

グルコース(ブドウ糖)、フルクトース(果糖)、ガラクトース

 

小糖類(二糖類)

スクロース(ショ糖)、マルトース(麦芽糖)、ラクトース(乳糖)

 

多糖類

デンプン、グリコーゲン

糖質(炭水化物)