免疫力を高める食べ物 果物・フルーツ

免疫力を高める食べ物―果物

 果物・フルーツ類には、ビタミン類ミネラル類食物酵素などが豊富に含まれています。そのため、日頃から果物を食べるようにすることで、不足しがちな栄養素を補うことが出来ます。

 

 ビタミン類やミネラル類は、生体や免疫機能維持のために必要不可欠であるにも関わらず、現代社会の食生活においては不足しがちになっています。

 

 果物に多く含まれているビタミン類やミネラル類は、消化や代謝、解毒といった働きがある酵素の補酵素・補助因子として働くため、ビタミン類やミネラル類が不足してしまうと、酵素がきちんと働けなくなり、細胞の新陳代謝やエネルギー代謝がうまくいかなくなったり、食べ物の消化力が低下したりすることが考えられます。

 

 そのため普段から果物を食べるようにすることで、ビタミン類やミネラル類、食物酵素を補充すれば、健康面でからだを良い方向に導くとともに、からだを元気にすることが出来ます。

 

 特に果物のうちのりんごバナナなどは忙しくて時間がない時の朝食代わりとして役に立ちます。

 

 また果物はお腹が空いたときのおやつ代わりの間食として食べると、からだに対して健康的に作用します。

 

 一方、市販のクッキーやポテトチッブス、チョコレート菓子などは、味を楽しむ分には良いかもしれませんが、いくら食べたとしても、ビタミン類やミネラル類、食物酵素などの不足しがちな栄養素を補うことが出来ないため、栄養素を摂るという意味でからだに有効に作用することはほとんどありません。

 

 ちなみに果物には果糖が含まれているため、果物を食べると太ると心配する人もいますが、なかなか消化できない白砂糖と違って、自然が作り上げた果物に含まれている果糖は消化しやすくエネルギーになりやすいため、果物の果糖が直接太る原因になることはありません。

 

 さらに酵素栄養学の第一人者である鶴見隆史氏は、果物には良質な水分が含まれていると述べています。

 

 反対に市販のお菓子やカップラーメンなどの加工食品には、ビタミン類やミネラル類がほとんど含まれていないうえ、加熱しているために消化を助けてくれる食物酵素も含まれていません。

 

 また白砂糖に加えてトランス脂肪酸や食品添加物など、なかなか消化できないため大量の消化酵素が必要になるものが多く混入しているため、未消化のまま体内に溜まることで太る原因にもなりやすいのです。

 

 それらのものが体内に溜まってしまうと、免疫力が低下すると共にエネルギー代謝が滞るため、体調不良に陥ったり、疲れやすくなったりしてしまいます。

 

 そのため間食をする際に、お菓子をはじめとした加工食品ではなく、からだの健康に有効に作用する果物を摂るようにすれば、エネルギー代謝が良くなるので、免疫力は向上していきます。

免疫力を高める食べ物 果物―免疫力向上生活