DHA・EPAサプリメントの効果・効能

ここではオメガ3脂肪酸DHA・EPAサプリメントの免疫力効果・効能について述べています。

 

脂肪の主成分である脂肪酸は、体内において重要な役割を担っていますが、特に近年不足しがちになっているのは、体内で合成されない必須脂肪酸のうちのオメガ3(DHA・EPA・α‐リノレン酸)であると思われます。

 

そのオメガ3必須脂肪酸の働きには以下のようなものがあるとされています。(オメガ3脂肪酸の免疫力効果についてはこちらを参照してください)。

 

 

必須脂肪酸オメガ3(DHA・EPA・α‐リノレン酸)の効果効能

  •  血中の中性脂肪値を下げ、HDL(善玉コレステロール)値を上げる
  •  血液の粘度を下げる
  •  摂り過ぎると、出血しやすくなることもある
  •  アレルギー症状をやわらげる
  •  動脈硬化を抑制する
  •  脳神経の発育や機能を維持し活性化する
  •  血栓が作られるのを防止する
  •  大腸ガン、乳ガン、肺ガンなどの予防と進行阻止・免疫力を高める
  •  細胞膜、ホルモンを作る

(南清貴『究極の食』より抜粋)

 

またオメガ3のうちのDHAは血液をサラサラにするため心臓病や動脈硬化を予防するだけではなく、脳の神経細胞の細胞膜形成に深く関わっているため、アルツハイマー症や学習障害の予防・改善にも効果的だとされています。

 

医学博士のデイビッド・パールマター氏は「DHA(ドコサヘキサエン酸)はサプリメント界のスターである。DHAは脳を守ってくれる物質として、あらゆるところに登場している」と述べており、実験で高齢者にDHAを含む補助食品を摂取してもらうと、記憶力などの脳の機能が格段に良くなったそうです。

 

また、「アルツハイマー病にかかるリスクが六〇パーセントも低減していた」研究報告もあるとしています。(参考 『「いつものパン」があなたを殺す』)。

 

 

オメガ3脂肪酸(DHA・EPA・α‐リノレン酸)はアレルギーや認知症の予防に効果的

 

薬学博士の生田哲氏もこの点に関して「アルツハイマー病は、アルコールやタバコにその原因となる可能性があるが、青魚に含まれるDHAの摂取により抑えられる」と述べています。また、

 

  とりわけ、サンマ、サバ、イワシ、サケ、マグロなどの青魚に多く含まれるDHAが、アルツハイマー病の予防に役立つという疫学結果や治験結果がいくつも報 告されている。DHAは脳内で多く存在する必須脂肪酸であり、もし不足すれば、記憶力が低下することが知られている。(生田哲『食べ物を変えれば脳が変わる』 p40

 

 EPAやDHAは、サンマ、サバ、イワシ、サケ、マグロなどの青魚に多く含まれている。通常、成人一人あたり一日に三〇〇~四〇〇ミリグラムのEPAやDHAを必要とするが、学習障害や心臓病の問題を解決するには、この二~三倍を摂取する必要があると思われる。(同 p64~65

 

 オメガ3を十分に摂取するには、青魚を積極的に食べるのがいちばんだ。オメガ3は生体でモデルチェンジという間接方法によってはじめてEPAやDHAになるが、EPAやDHAを多く含んだ青魚を食べれば、直接入手できる。週三回、食卓に並べてみよう。(同 p65)

 

としています。

 

さらに必須脂肪酸のオメガ3を摂る機会が減少し、代わりに必須脂肪酸のうちのオメガ6が増えると、アトピー性皮膚炎などのアレルギー症状を発症しやすくなるといわれています参考 永田良隆 『油を断てばアトピーはここまで治る』)。

 

リノール酸を代表とするオメガ6も必須脂肪酸であるため、からだにとっては必要なのですが、近年はそのリノール酸の摂り過ぎが問題になってきています。

 

リノール酸はサラダ油などの植物油に多く含まれており、ポテトチップスやインスタントラーメンなどの加工食品にも使われているため、過剰摂取している可能性 が高いのです。

 

そのため、オメガ3とオメガ6の摂取量のバランスを「1:2」や「1:1」に改善していくことが大切になってきます。そしてその必須脂肪酸のバランス改善にDHA・EPAサプリメントは役立つのです。

 

以上がDHA・EPAサプリメント(オメガ3)の効果効能です。

 

また当サイトおすすめ・いちおしのDHA・EPAサプリメントについてはこちらです。

DHA・EPAサプリメントの効果効能