アントシアニンの免疫力効果

ここではアントシアニンの免疫力効果について述べています。

 

アントシアニン活性酸素が細胞をサビつかせるのを防ぐ抗酸化作用があるポリフェノールの一種です。

 

また、アントシアニンは視力の低下や眼精疲労に効果があるとされており、近年は視覚効果の改善のための多くのサプリメント類が販売されるようになりました。

 

そのアントシアニンが目に良いとされる主な理由は、目の網膜にある「ロドプシン」というたんぱく質の働きを、アントシアニンが助けてくれていることだとされています。

 

ロドプシンは光の情報を受け取ると分解し、電気信号として脳に伝えるという大切な役割があり、それにより、私たちは「視覚」でものが見えるようになると言われています。

 

しかしパソコンやテレビゲームなどで長時間目を酷使すると、このロドプシンの再合成が遅れてしまうことがあり、そのことが目がショボついたりぼやけたりするといった症状につながる場合があります。

 

アントシアニンには、このロドプシンの再合成を促す働きがあるため、視覚機能を改善するのに重要な役割を果たしていると言われているのです。また、アントシアニンには白内障や緑内障の予防効果があるという報告もされています。

 

それ以外にもアントシアニンには花粉症の予防効果があると言われています。くしゃみや鼻水、目のかゆみといった花粉症の症状は、体内に入ってきた花粉を有害なものと見なして排除しようした時に放出される「ヒスタミン」が原因だと言われています。

 

このヒスタミンを減少させる働きがアントシアニンにあることがマウス実験によって報告されているそうです。

 

そのほかにも、内蔵脂肪や血液中の脂肪の蓄積、血糖値の上昇を抑える効果があるとされ、生活習慣病予防やメタボリックシンドローム対策に期待が寄せられています。

 

それに加えてカシスには、ブルーベリーやビルベリーにはない「デルフィニジン-3-ルチノシド(D3R)」や「シアニジン-3-ルチノシド(C3R)」といったアントシアニンの成分が含まれています。

 

そして、このカシス特有のアントシアニンの成分は、「ピントフリーズ現象」の改善に大きく寄与すると言われています。

 

「ピントフリーズ現象」とは、パソコンのモニターやテレビなどを長時間見続けた際に、ふと遠くを見ると視界がぼやけたりかすんだりして、焦点が合わなくなる現象のことです。

 

このピントフリーズ減少が起こる原因は、目の中の「毛様体筋」という、ピントを合わせるための筋肉が凝った状態になり、目の焦点の調節がうまく出来なくなって一時的な近視状態になってしまうためだとされています。

 

しかしカシス特有のアントシアニンには、目の中の毛様体筋に作用し、毛様体筋の凝りをほぐすことによって、ピント調節機能の改善する働きがあることが、近年の研究により分かってきているそうです。また、カシスに含まれるアントシアニンにはインフルエンザなどの感染症を予防する働きもあると言われています。

 

アントシアニンはビルベリー、ブルーベリー、カシス、ナス、ブドウ、しそ、紫いも、紫キャベツなどに豊富に含まれていますが、目の健康を維持するためには、アントシアニンをサプリメントで補うのも効果的です。

 

以上がアントシアニンの免疫力効果についてです。

アントシアニンの免疫力効果