免疫力を高める食べ物 ノニ

ここではノニを免疫力を高める食べ物として紹介しています。

ノニ（学名「モリンダシトリフォリア」）は、熱帯、亜熱帯の地域に広く自生しており、ポリネシア地域では古くから伝承薬として用いられてきた果物です。

ビタミン類、ミネラル類、アミノ酸などが豊富に含まれているほか、プロキセロニン、スコポレチン、モリンジン、テルペン、ダムナカンタールといった珍しい有用成分が含まれており、これらの中には強力な抗がん作用を持つ物質も含まれているといわれています。

そのため、南太平洋の島では、ノニは「ミラクルフルーツ」「ハーブの女王」「神からの贈り物」などとも称され、葉、根、樹皮の全てが民間療法の万能薬として、重宝されています。

そのノニには以下のような免疫力効果や病気予防効果があるとされています。

近年、ノニは病気を予防するための果物として高く評価されるようになりましたが、ノニを初めてヨーロッパに紹介したのは、1700年代後期に、ヨーロッパの探検家として活躍していたキャプテン・ジェームズ・クックだと言われています。

キャプテン・クックとその一行が航海の際にタヒチなどの島々を発見し、旅行記にノニについて記したことがきっかけで、徐々に広まっていったとされているのです。

しかしキャプテン・クックが西洋にノニを紹介した後、２００年以上経っても、ノニが西洋に普及することはありませんでした。

またポリネシアの国々でも、西洋化が進むと同時に、ノニに対する知識が徐々に薄まっていったと言います。

しかし１９９６年になると、アメリカ資本のモリンダ社がノニジュースの販売を開始すると、次第に他の企業も参入し、ノニ産業が起こることで、ノニの健康効果が世界中に知られるようになったのです。

そのため、現在はノニ製品としては、ノニジュースが最も有名ですが、ノニはそれ以外にもサプリメントや石鹸などにも利用されています。