ここでは気功法と免疫力向上の関係性について述べています。
「気」というとどこか非科学的だと感じる方がいらっしゃるかもしれませんが、「気になる」「気に障る」「元気がない」「気が楽になる」「気を遣う」「気まずい」など、日本語には心の状態を表現するのに、「気」という言葉が使われています。
また心の状態は毎日の天気によって左右されるように、私たちは知らず知らずのうちに自分たちが生活している環境に存在しているエネルギーに影響を受けているのです。その「気」の正体を科学ではなかなか解き明かせませんが、その「気」とは空間の至る所に存在している、生命エネルギーとも関係してくる「見えない情報」であると考えれば少しは分かりやすいのかもしれません。
ところで、私たちの身体は知らず知らずのうちに、「こり」や「張り」が生じることによって硬直していきます。特に近年は長時間のオフィスワークやスマートフォン操作などで、ひどい肩こりや腰痛に悩まされる方も多いと思われます。
体がそのように硬直してしまうと、血流の流れが悪くなることで、免疫力も低下していきますが、反対に身体をゆるめることで、血液や体液の循環が促進されたり、副交感神経が働くことで身体がリラックスし、自律神経のバランスが良くなることで、免疫力が向上していきます。
しかしよくよく考えてみると、身体をゆるめるとは、血流の流れを良くすると同時に、身体を通っている気の流れを良くすることでもあるのです。
そのため、「身体をゆるめる=気の流れを意識する」ということでもあるのです。したがって、気功法によって身体をゆるめながら、自分がいる空間の気の流れに自分という存在をうまく合わせていくようなつもりで深くリラックスしてみると、免疫力を高めるのに効果的だと考えられます。
ちなみに『気の人間学』の著者であり医師でもある矢山利彦氏は、その著作のなかで「無理なく、スピーディーに、気の能力がつくための基本ルール」として10のことを挙げています。
「気」というものの実相について考えるのは非常に難しいかもしれませんが、「気」を少しでも理解するために、矢山利彦氏が分かりやすく「気」や「気功」について説明している以下の動画を参考にしてみてください。