フコイダンの免疫力効果

ここではフコイダンの免疫力効果について述べています。

 

フコイダンとは海藻のネバネバ成分のことで、主に昆布やわかめの芽株(めかぶ)の部分に多く含まれています。フコイダンには腸管の免疫細胞、リンパ球中のNK(ナチュラルキラー)細胞を活性化する働きがあるとされています。

 

また、フコイダンががん細胞に「アポトーシス(自滅プログラム)」を起こさせるという研究発表があります。すべての細胞は自分の役目を終えると、遺伝子に組み込まれた自滅プログラムにしたがって死滅するアポトーシスがありますが、がん細胞はこのアポトーシス機能がうまく働かなくなっていると言われています。

 

そのため、がん細胞は際限なく分裂・分化を繰り返していき、増殖していくことで正常な細胞の居場所までをも次第に侵食してしまいます。しかしフコイダンにはがん細胞のみを死滅させる非常に理想的な働きがあるとして、ガンの治療法の研究が続けられています。

 

フコイダンは昆布、芽株(めかぶ)、わかめなどの海藻類のほか、もずく、ひじき、なまこなどに豊富に含まれています。

フコイダンの免疫力効果