プロポリスの免疫力効果

ここではプロポリスの免疫力効果について述べています。

プロポリスの免疫力効果

プロポリスとは、ミツバチによって樹木や植物の新芽から採取され、巣箱の内側に塗り固められる粘着性と芳香性のあるかたまり状の固形物であるとされています。

ミツバチが様々な樹木や植物の新芽の分泌液から集めてきた植物成分を、ミツロウや唾液などの自らの分泌物と混合して、巣箱の内側に塗りつけるのは、害虫や病原菌を防いで外敵から巣を守ったり、巣の環境を一定に保ったりするためです。

つまり、プロポリスには害虫や病原菌から巣を守るための強い抗菌作用があるのであり、このことから、プロポリスは<天然の抗生物質>とも言われています。

 

また、プロポリスには、(原産地によって異なりますが)各種アミノ酸ビタミンミネラルなどに加え、フラボノイド類、テルペン類、酸類、エステル類、アルコール類、アルデヒド類、フェノール類、酵素、多糖類、など300種類以上の生理学的活性がある成分が含まれていることが判明してきているそうです。

 

これらの栄養群は、原産地によって異なりますが、プロポリスには体の健康維持に必要な様々な栄養素や有効成分が含まれているのです。

特に、アルテピリンCやフラボノイドなどは、プロポリスを特徴づける栄養成分として注目されています。

 

 

プロポリスは天然の抗生物質

 

そして、「天然の抗生物質」ともいわれるプロポリスには、強い殺菌・抗菌・抗炎症作用があることから、病原菌の増殖を防ぐ免疫力効果が期待できます。

 

例えば、この抗菌作用については臨床試験による報告があり、基礎研究においては、抗酸化作用や抗炎症作用、抗菌作用や抗真菌作用、肝臓保護作用などが、多くのデータによって認められているといいます(参考 蒲原聖可『サプリメント小事典』 平凡社)。

また、プロポリスには、間接的に自然治癒力を導くという意味での免疫力効果もあるとされています。

たとえばプロポリス研究の第一人者である松野哲也氏は、「私はプロポリスを研究する過程で、ガンや各種の難病が良好な経過をたどった数多くの症例に接してきました」としながらも、「プロポリスは治癒システムを作動させる一つの「引き金」のようなはたらきをするものとしてとらえられます」としています(松野哲也『病気をおこす脳 病気をなおす脳』)。

さらに、「プロポリスあるいはその成分が、対症療法的ではなく、間接的に自然治癒を導くのなら、それが将来の本当の意味での薬とはいえないだろうか」と述べています(松野哲也『プロポリスでガンは治るのか?』)。

 

 

プロポリスで免疫力アップ!

 

このように、プロポリスの免疫力効果とは、直接的にからだの健康に作用するものではなく、体のバランスをあるべき姿に整えるための引き金になる働きであると捉えたほうが良いと考えられます。

 

そもそも、免疫力とは、からだに備わっている自然治癒力のことに他ならないのです。

プロポリスの免疫力効果

以上、ここまでプロポリスの免疫力効果について述べてきましたが、プロポリスには強い抗菌・殺菌効果があるため、虫歯の予防や皮膚の健康維持などにもうまく利用することができます。

 

また、同じく抗菌・殺菌効果があるハチミツマヌカハニーなどに混ぜて使うことも可能です。