ココナッツオイルの免疫力効果

ココナッツオイルの免疫力効果

ココナッツオイルには生活習慣病予防や免疫機能強化、脳機能の改善、抗菌・抗炎症作用といった免疫力効果があるとされています。

 

ココナッツオイルが機能性食品としてテレビや雑誌などでよく取り上げられるのは、飽和脂肪酸の一つである「中鎖脂肪酸」が、身体に良いとされる様々な免疫力効果をもたらしてくれるからです。

 

一般的な食用油は、分子の鎖が長い長鎖脂肪酸によって構成されていますが、中鎖脂肪酸は鎖の長さがその約半分だと言われています。

 

その中鎖脂肪酸は消化・吸収のために胆汁酸を必要とせずに、そのまま小腸の細胞に吸収され、門脈を経て直接肝臓へと運ばれるという性質があります。

 

一方、 長鎖脂肪酸は、体内に入るとリンパ管や静脈を通って脂肪組織や筋肉や肝臓などに運ばれ、必要に応じてエネルギーに分解されますが、余ったエネルギーは脂肪として体内に貯まりやすいとされています。

 

しかし中鎖脂肪酸は肝臓で素早く分解されるので、効率よくエネルギーとして利用されやすく、脂肪酸の中で最も脂肪になりにくいため、体内に余分なエネルギーをため込まない性質があると言います。

 

そのため余計な脂肪の蓄積を防ぎ、肥満や生活習慣病を予防してくれる免疫力効果があるのです。また中鎖脂肪酸は代謝の働きを高めて免疫力を向上させる効果もあるといわれています。

 

さらにココナッツオイルに含まれている中鎖脂肪酸のエネルギーになりやすい性質は、糖質制限中のカロリー不足を補うのに重宝します。

 

ココナッツオイルのラウリン酸が免疫力を高める

 

ところで中鎖脂肪酸の一種である「ラウリン酸」は、ココナッツオイルに含まれる中鎖脂肪酸の約半分を占めています。

 

中鎖脂肪酸自体にも、ブドウ球菌やクラミジア、ピロリ菌などの細菌を殺す作用があると言われていますが、特にラウリン酸には細菌の働きを抑えて感染症を予防するという高い免疫力効果があるとして、多くの研究者の注目を集めています。

 

元々ラウリン酸は母乳に含まれており、免疫力を持たない赤ちゃんの免疫力を高める働きがあると言われています。

ココナッツオイルの免疫力効果

さらにココナッツオイルに含まれるラウリン酸は体内で、様々な感染病原体から免疫系を保護する働きがある抗菌物質「モノラウリン」に変化するとされています。

 

そのモノラウリンは、ウイルスの脂質膜や細菌、原虫類を死滅させるので、風邪やインフルエンザの治療に役立つと言われているのです。

ちなみにココナッツオイルの感染症予防効果について、『ココナッツオイル健康法』の著者であるブルース・ファイフ氏は、

  私に言わせれば、ココナッツは神が与えた最もすばらしい健康食品であり、日常の食事の一部として食べればさまざまな感染症からまもってくれる。ココナッツ やココナッツオイルを食べることで、いろいろな病原菌をある程度は防護できるのだ。ココナッツオイルがあらゆる病気を治癒できるわけではないが、数々の病気を予防に役立つし、免疫系にかかる負荷を減らして、病気に対する体の抵抗力を高める。
(ブルース・ファイフ『ココナッツオイル健康法』 三木直子 訳 p156)

 

と述べています。

ココナッツオイルの免疫力効果

免疫力を高めるココナッツオイルは認知症やアルツハイマー病予防にも効果的

 

それに加えて、ココナッツオイルの中鎖脂肪酸が作るケトン体にも注目しなければなりません。

 

脳のエネルギー源はブドウ糖だとされていますが、食料が手に入らなくなって三日ほど経つと、肝臓が体内の脂肪を使って特別な脂肪を作り出します。そのブドウ糖の代わりとして、脳のエネルギー源になる特別な脂肪のことを「ケトン体(アセト酢酸、βヒドロキシ酪酸、アセトンの総称)」と言います。

 

このケトン体がココナッツオイルに豊富に含まれている中鎖脂肪酸から最も効率的に作られるとされているのです。

 

さらにココナッツオイルを食事に加えるだけで簡単に作られるケトン体中のβヒドロキシ酪酸は、脳にとって非常に効率の良いエネルギー源であるうえ、脳の認知機能を保つ働きもあると言われています。

 

しかも、βヒドロキシ酪酸は、活性酸素を無毒化する抗酸化酵素も活性化するそうです。

 

また、中鎖脂肪酸によって作られたケトン体が増えると記憶力の低下を抑制するという近年の研究報告があり、ココナッツオイルは、ブドウ糖をうまく取り込めなくなったアルツハイマー病を改善する効果が高いとして注目を集めています。

 

そのほか、ココナッツオイルには活性酸素の働きによって過酸化脂質の生成されるのを抑えるビタミンEが豊富に含まれています。

 

ちなみに『ココナッツオイル健康法』の著者であるブルース・ファイフ氏は「ココナッツオイルに含まれる中鎖脂肪酸は分解されて主にエネルギー生産に使われ、体脂肪になったり、動脈その他の場所に沈着することがほとんどない。脂肪ではなくエネルギーを生むのだ。中鎖脂肪酸は血中コレステロールには悪影響を与えないし、心臓病を防ぐのに役立つのである」としています。

 

また、医学博士のデイビッド・パールマター氏はベストセラー『「いつものパン」があなたを殺す』のなかで「ココナッツオイルは神経変性の症状を予防し、治す働きをサポートしてくれる。言うなれば、脳のスーパー燃料だ。それに、炎症を抑えてくれる。茶さじ一杯をそのまま飲んでもいいし、料理に用いてもいい。 熱に強いので、高温で調理しても問題ない」と述べています。

 

このようにココナッツオイルは、免疫力を高めて様々な病気の症状を緩和するスーパーフードなのです。

 

おすすめはココウェルの「エキストラバージンココナッツオイル」

 

ちなみにココナッツオイルのおすすめは、ココウェルの「エキストラバージンココナッツオイル」です。

 

なぜなら感染症予防など免疫力を高める働きがある中鎖脂肪酸やラウリン酸が他のメーカーのものよりも豊富に含まれているからです。

免疫力を高めるのにおすすめのココナッツオイル
ココナッツオイルは免疫力を高めるのにおすすめです。
エキストラバージンココナッツオイル エクスペラー
エキストラバージンココナッツオイル エクスペラー

またココウェルの「エキストラバージンココナッツオイル」は、「低温圧搾法」と「発酵分離法」によって時間をかけて大切に作られてるため、天然の栄養素も豊富に含まれています。

ココナッツオイルの免疫力効果