ここでは亜麻仁油・えごま油の免疫力効果について紹介しています。
亜麻仁油とえごま油の特徴としては、必須脂肪酸オメガ3のひとつである「α‐リノレン酸」が豊富に含まれていることが挙げられます。
ちなみに亜麻仁油とは植物の亜麻仁から搾油した油のことで、えごま油はえごまというシソ科の植物の種を原料にしています。
その亜麻仁油とえごま油は、先述した通り、どちらもα‐リノレン酸が多く含まれています。α‐リノレン酸は体内に取り入れられると、約1~2割がDHAやEPAに変換されます。
DHAやEPAもオメガ3脂肪酸の一種ですが、オメガ3脂肪酸にはみずみずしい細胞膜を作り、脳の神経細胞の健康を維持して認知症を予防したり(DHA)、アレルギー症状を抑制したり(EPA)する効果があります。
また細胞の老化を促す活性酸素の働きを抑制したり、糖尿病やがんを予防したりすると言われています。
一方、サラダ油や加工食品などに多く含まれているリノール酸(オメガ6)を過剰摂取することは、アトピー性皮膚炎などのアレルギー症状や糖尿病、認知症発症の要因になると言われています。
そして近年は、知らないうちにこのリノール酸を身の回りの食品から摂り過ぎてしまっていることが、生活習慣病の要因であるという指摘が専門家の間で多くなされるようになってきています。
しかし、オメガ3脂肪酸(DHA・EPA・α‐リノレン酸)は、リノール酸と正反対の働きをするため、アレルギー症状の緩和や認知症・うつ病などの予防などに効果を発揮すると言われています。
したがって、体内でDHAやEPAに変換されるα‐リノレン酸が含まれている亜麻仁油やえごま油は、免疫力を高めるオイルとして積極的に生活の中で採り入れていきたい油だと言えます。
また、風味に関しては、亜麻仁油のほうが、えごま油よりもクセがありませんので、両方を試してみて、食べやすいと感じる方を、普段から摂るようにする油として選択するのがよいと思われます。
ちなみに以下は当サイトおすすめの亜麻仁油です。