スーパーフルーツとされるキウイには、血圧の低下や脳卒中の予防、骨密度の増加につながるカリウムや、腸の善玉菌の餌になるため腸内環境の改善につながる食物繊維、疲労回復効果が高いクエン酸など、栄養成分が豊富に含まれています。

それに加え、消化器官の粘膜、赤血球の製造などで必要な葉酸の含有量が高いことも知られています。

また、キウイはビタミンＣも豊富です。 ビタミンＣは免疫機能の維持や活性に関わっているため、ウイルスに対する抵抗力を高める効果があります。そのため、風邪の予防や回復を早めるのに高い効果を発揮します。

さらに、ビタミンＣには活性酸素によって細胞がサビつくのを防ぐ抗酸化作用があるうえ、ビタミンＥも含まれているので、ビタミンＣとの相乗効果で、より高い抗酸化作用が期待出来ます。

他には抗ストレスホルモンの生成にビタミンＣは関わっています。人間はストレスを感じた時、アドレナリンを副腎から分泌させます。血糖値の上昇と共にエネルギーを増やすことで、ストレスへの体制を整えようとするのです。

このアドレナリンの生成時に補酵素としてビタミンＣが必要になってきます。アドレナリンの分泌量が増えれば増えるほどビタミンＣの消費量も増加するため、ストレスが多い人ほどビタミンＣを補給しなければならないのです。

ところで、キウイの販売会社ゼスプリインターナショナルジャパンが、人々の免疫力の実態を知る医師に、「免疫力に関するアンケート」を行ったところ、免疫力の低下の一番の原因はストレスだと いう回答が最も多かったと言います。そのため、ストレスによる免疫力の低下を防ぐためにビタミンＣは必要不可欠だと言えます。

それに加え、、東京医科歯科大学・株式会社オルトメディコによるバナナと比較したキウイの免疫力効果の実験調査では、ビタミンＣを含んだキウイには人の免疫力を高める効果があることが判明したそうです。

免疫力の維持に関わるビタミンＣが豊富なキウイを日頃の食生活に採り入れたい場合は、半分に切ってスプーンですくって食べるのがオススメです。