イソチオシネアート類の免疫力効果

ここではイソチオシネアート類の免疫力効果について述べています。

 

大根や白菜、キャベツやブロッコリー、ケールといったアブラナ科の野菜には、硫黄含有化合物が含まれており、刻まれたりミキサーにかけられたりすると、細胞壁が壊れて硫黄含有化合物はイソチオシネアート類に変換されます。

 

このイソチオシネアート類は120種類以上確認されており、様々な種類によって異なった作用を持っていると言われています。

 

様々なイソチオシネアート類が、細胞内の異なる部位や異なる分子に働きかけ、発がん性物質を取り除いたり、がん細胞を殺したりする際、それらが相乗的に作用して、複合的な効果を生み出すと言われています。

 

特にイソチオシネアート類には強力な免疫強化作用と抗がん作用を持つことが知られています。また、イソチオシネアート類の中には、抗炎症作用、抗酸化作用、免疫作用を持ったものもあるそうです。

 

スルフォラファンの抗がん作用

 

イソチオシネアート類の中で、特に発がん性物質を解毒・除去すると言われているのは、ブロッコリーやカリフラワーなどのアブラナ科の野菜に含まれているスルフォラファンです。

 

その理由は、スルフォラファンが、DNAに発がん性物質が結合して細胞ががん化するのを防ぎ、傷ついたDNAを損傷から護る酵素を活性化するとされているからです。

 

また、スルフォラファンには解毒酵素を活性化する働きもあり、肝機能を高めると言われています。

 

(参考 ジョエル・ファーマン『100歳まで病気にならないスーパー免疫力』 日本文芸社)

 

以上がイソチオシネアート類の免疫力効果についてです。