ここでは免疫力を高める食べ物としてイワシ、サバ、サケなどの魚類を紹介しています。
イワシの免疫力効果
イワシは免疫力を高めるという点では非常に優れている食材であると言うことが出来ます。
たんぱく質やビタミン類、ミネラル類なども豊富ですが、まずイワシで注目したいのはカルシウムの多さです。イワシには100g中70mgと、サンマやアジ、サバなどと比べてみると倍以上のカルシウムが含まれているのです。
しかもそれだけではなく、カルシウムの吸収を20倍も良くすると言われているビタミンDもイワシには豊富に含まれているので、骨を強くするために、イワシのカルシウムは非常に効果的だと言えます。なぜならカルシウムで骨を丈夫にするには、太陽の光に浴びることと、ビタミンDの働きが必要不可欠だからです。
また、カルシウムは牛乳やサプリメントで補給するよりも、イワシのような小魚やワカメ、海苔などの海藻などの方が吸収されやすく、きちんと作用して丈夫な骨を形成しやすいと言われています。
したがって、カルシウムとビタミンDがたくさん含まれているイワシを食べることは、骨粗しょう症の予防にも有効だと考えられます。
それ以外に免疫力効果という点で注目したいのは、イワシの脂質に含まれるオメガ3必須脂肪酸、DHAとEPAです。DHAは血中コレステロールや中性脂肪を減らす働きのほか、脳機能の改善にも役立つとされています。
EPAは動脈硬化の原因とされる血小板の凝集を抑制して血液をサラサラにします。そのため動脈硬化の予防や改善に役立つとされています。また中性脂肪も減らしてくれるので、高脂血症や血栓症、心筋梗塞や虚血性心疾患、生活習慣病などに対して効力を発揮すると言われています。
イワシに含まれているEPAの量は魚の中でもトップクラスです。
それ以外にも、イワシに豊富に含まれているカルシウムやEPAには精神を落ち着かせる作用があるとされているので、ストレスなどでイライラして気持ちを鎮めたい時には、イワシが一役買ってくれるかもしれません。
このように、イワシには免疫力を高めるための栄養素が豊富に含まれているのです。