ここでは水溶性ケイ素(珪素・シリカ)の美容・美肌効果について述べています。
水溶性ケイ素を日常生活に採り入れることは、美容・美肌を追求している方に特にオススメです。
なぜなら、ケイ素は、皮膚や骨、血液など私たちの体の様々な部位に存在し、結合組織を丈夫にする働きがあるからです。
特に「コラーゲン」と「コラーゲン」の間にもケイ素(シリカ)が作用しているため、体内に吸収することが出来る水溶性ケイ素を摂るようにすることで、コラーゲンの生成が助けられるようになります。
美容のことに詳しい方はご存知だと思いますが、タンパク質の一種であるコラーゲンは食べ物や飲料から摂っても、一度アミノ酸に分解された後、体内で再構成されるため、コラーゲンを摂ることが直接美肌につながるわけではありません。
そのため、体内でコラーゲンが作られるためには、アミノ酸をしっかり摂ることが必要になってくるのですが、それと共にコラーゲンがきちんと作られるようにするためには、水溶性ケイ素を摂ることが効果的なのです。
サプリメントでコラーゲンを摂取したとしても、消化酵素でアミノ酸に分解されるので、再びコラーゲンになるとは限りません。同様にエラスチンやヒアルロン酸を摂取しても、消化酵素によって分解されてしまいます。
こうした八方塞がりの状態を打ち破ってくれるのがケイ素です。ケイ素はコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などを結び付ける役割を果たします。
栄養バランスの良い食事を摂って、さらにケイ素をプラスすることで、フレッシュなコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸などをケイ素がしっかりと結び付けてくれるのです。ケイ素が接着剤の役割を果たしているといえるでしょう。
(山野井昇『ケイ素でキレイになる! 海外セレブが愛用する「美のミネラル」』 p22)
また、水溶性ケイ素(珪素)によってコラーゲンが作られやすくなることは、女性に多いとされる骨粗しょう症の予防にもつながっていきます。
このようにケイ素(シリカ)には美容・美肌のための様々な効果があるため、ケイ素は「美のミネラル」といわれていますが、特にケイ素の美容効果で注目されているのは「シラノール(ケイ素誘導体)」という成分です。
シャネルやイブサンローラン、エリザベスアーデンといった海外メーカーの化粧水や美容液にはシラノール成分が含まれていますが、山野井昇氏の『ケイ素でキレイになる! 海外セレブが愛用する「美のミネラル」』によれば、そのシラノール成分には、以下のような効果が期待されています。
- コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸などを再構築し、細胞活性を向上させ、皮膚の弾力を修復する
- ハリや柔軟性を維持して、老化によるシワやタルミを防止する
- ヒアルロン酸の2倍といわれる保湿力
- 皮膚を正常な状態に保つように機能する。変化を起こさせないように、皮膚環境を整える
- 菌の増殖を抑制して菌を減らす静菌性
- ケイ素の還元力
- 目的によってビタミンE、アスパラギン酸などと組み合わせると、より効果が期待できる
(山野井昇『ケイ素でキレイになる! 海外セレブが愛用する「美のミネラル」』 p38~39)
また、山野井昇氏によれば、保湿、再生などのケイ素の効果は美容のための様々な分野で活用されているといいます。
①ヨーロッパでは「妊娠線」のケアにシラノールを活用。
②シラノールはお肌の恒常性(正常な状態を保つ)に働く、変性や変化を起こさせない、肌環境を整えて正常に保とうとする力。
③シラノールは皮膚に有機ケイ素を補給。シワ、たるみをケア、また保湿力が非常に高く、長時間持続、柔軟性・弾力性を高め、潤いのあるハリのある素肌がよみがえる。
シラノールは目的によってビタミンEや、アスパラギン酸と組み合わせればより期待できる。
④ケイ素は生体の成長に欠かせない物質で、加齢や紫外線による減少は、肌年齢と密接な関係にある。(山野井昇『ケイ素でキレイになる! 海外セレブが愛用する「美のミネラル」』 p162)
このようにシラノールには「ヒアルロン酸の2倍といわれる保湿力」をはじめとした美容に対する様々な効果があるため、普段お使いのローションやクリームに水溶性ケイ素を混ぜるだけで、高級化粧品のような力を発揮するようになります。
また、化粧品に混ぜないで、容器に入った水に水溶性ケイ素を加え、そのままスプレーしても、肌に潤いが与えられます。
それに加えて、水溶性ケイ素には血液の流れを良くし、血流を改善する働きもあるため、そのことも美肌の形成に役立ちます。
さらに、水溶性ケイ素は活性酸素による細胞の老化を防ぐ抗酸化作用が非常に強いため、いつまでも若々しい身体を維持するためのアンチエイジングにも役立ってくれます。
したがって、水溶性ケイ素の美容・美肌効果は、老化による肌のシワやたるみが気になる方、肌のハリや美肌を追求している方に特にお勧めできます。