免疫力を高める食べ物 種子類
ここでは免疫力を高める食べ物として種子類を紹介しています。
胡麻(ごま)は良質のたんぱく質や食物繊維、カルシウム、鉄分、ビタミンB群、ビタミンEなどが多く含まれている栄養豊富な食材です。
またそれだけではなく、コレステロール値を下げ動脈硬化を予防するオレイン酸やリノール酸といった脂質も含まれています。
特にごまの豊富な栄養成分のなかで最もよく知れているのは「セサミン」です。ごまの成分の約1%を脂溶性の抗酸化物質が占めていますが、そのうち50~60%がセサミンであるとされます。
それ以外にもセサモリンやセサミノール、セサモール、エピセサミン等が含まれており、それらは「ゴマリグナン」という総称で呼ばれています。
セサミンは高い抗酸化力をもっていることで知られています。そのため細胞の老化の原因をもたらす活性酸素を強力に取り除くことが期待されています。
また、細胞の老化やガンの原因にもなると言われている過酸化脂質の生成を抑制する作用がセサミンにはあるため、ガンの予防にも効果的だと言われています。
さらにセサミンには門脈という血管から肝臓に直接作用して、肝臓の働きを高める効果があるため、アルコールの過剰摂取などによる肝臓への負担を軽減することが期待されています。
それに加えてセサミンにはコレステロールの酸化を防いで悪玉コレステロールを減らしてくれるため、動脈硬化を原因とする様々な疾病の予防にも力を発揮するとされています。
一日の摂取量の目安として大さじ1杯から2杯が適量とされていますが、実はそれだけで免疫力を高める栄養成分の多くを摂取することが出来ます。
以上が胡麻の免疫力効果についてです。